レジスタントスターチとは?
・糖質制限を助ける炭水化物がある!
どうせ食べるなら、よりダイエットや健康にいい炭水化物を摂取したいと思うのが人の常。
糖質よりも食物繊維が豊富だと嬉しいですよね!
そんな願いを叶えてくれるのが、今回ご紹介する「レジスタントスターチ」です。
・レジスタントスターチとは
人間の小腸などでは消化されずに大腸まで届くでんぷんのことです!
「レジスタント」(消化されにくい)+「スターチ」(でんぷん)という意味で、「難消化性でんぷん」などとも呼ばれています。
●消化されにくい4つの仕組み
そもそも、なぜレジスタントスターチは消化されにくいのでしょうか?
レジスタントスターチは、消化されにくい理由によって大きく4種類にわけられています。
①硬い組織に守られていることで消化酵素がでんぷんまで届かないタイプ(雑穀)
②でんぷんの粒子そのものが消化されにくいタイプ(未糊化でんぷんなど)
③一度加熱され糊化したものが、冷めたりする途中で一部のでんぷんが消化されにくい構造に変化したタイプ (冷やご飯や春雨)
④でんぷんを高度に化学変化させたことで消化酵素が効きにくくなったタイプ (加工でんぷんなど)
●効果
では、消化されにくいレジスタントスターチにはどんな効果が期待できるのでしょうか。以下で具体的に見ていきます。
・腸内環境改善!
レジスタントスターチは大腸まで届くため、善玉菌の餌になります。
すると善玉菌が増え、腸内環境が整うのです。
・血糖値上昇の抑制!
食物繊維と似たレジスタントスターチの働きは、血糖値の上昇抑制に効果があります。
ほぼ消化されずに腸内を移動することで消化が緩やかになるため、血糖値の急上昇が抑えられるからです。
食べ過ぎ防止!
レジスタントスターチを多く含む食材は消化がゆるやかなので、空腹を感じにくくしてくれます。さらに玄米やさつまいもを食べる際は多く咀嚼するので、満腹中枢が満たされるのです。
・美肌効果!
腸内環境は美肌と密接な関係を持ちます。
悪玉菌から発生する有害物質は、肌荒れなどを引き起こします。
つまり、腸内環境が整えば肌の調子もよくなります。
●レジスタントスターチを含む食材!
様々な嬉しい効能があることがわかったレジスタントスターチ!
私たちの身近な炭水化物にはほぼ含まれている成分なのだとか。
特におすすめの食材は、豆類や大麦、サツマイモ、玄米です。
●効果的な食べ方!
レジスタントスターチは、食べ方でも増やすことができます。
米やイモ類のレジスタントスターチに含まれるでんぷん質(アミロース)は、加熱すると減少し冷やすと増える特質があります。
そのため、調理後に冷ましてから食べる方法が効果的です。
ですが毎回冷たい食事を摂るのはげんなりしてしまいますよね。
煮豆を冷ますなど、無理せずできる範囲で行ってみてください。
意外な料理で言えば、ふかしたジャガイモを冷やして作るので、ポテトサラダも効果があるそうです!マヨネーズの入れ過ぎは逆効果なのでご注意を!!
●本日のまとめ!
いかがでしたか? 今まで敵視していた炭水化物に、実はこんな効能があったなんて驚きですよね!
ポイントは、、
・レジスタントスターチは食物繊維と同じ働きをする!
・調理後に冷ますことでレジスタントスターチを増やすことができる!
習慣的に豆を食べるようにしたり、白米を玄米に変えてみるなど、できることから始めていきましょう。
最近は「ハイレジ(ハイレジスタントスターチ)」料理のレシピも充実してきています。ぜひ試してみてくださいね。
健康にいいからと言って食べ過ぎては、せっかくのダイエットが台無しですからお気をつけて‼
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